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雪むすめ

The Snow Child
The Snow Child
(1989/01/01)
Freya Littledale
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雪むすめ/The Snow Child
イラストレーター:Barbara Lavallee/バーバラ・ラヴァレー
メイン画材:透明水彩絵具

1941年アイオワ州生まれのBarbara Lavalleeは、1964年にIllinois Wesleyan UniversityにてBFAを取得。 1970年から高校のアート教師としてアラスカに住み始める。 初めてのイラストの仕事は料理のレシピ本で、そのイラストを描く際には、Uri Schulevitzの「Writing with Pictures」を参考にしたそう。 「Imagine Living Here」という絵本のシリーズでは、リサーチのために日本に訪れたこともある。 1991年、Golden Kite賞受賞イラストレーター。

昔々の遠い村に、老夫婦が住んでいました。 初雪が深く積もった冬の日、子供のいない二人は雪で少女を作ろうと思い立ちます。 出来上った雪像に妻がキスをすると雪像は人間の娘になり言いました、「私は雪むすめ。冷たい風に吹かれてここへ来たの」。 夫婦は雪むすめと一緒に歌ったり踊ったり楽しい時間を過ごし、夜は雪の上に眠る雪むすめを見守ります。 やがて春になり、雪むすめは外では遊ばなくなり、日に日に沈み込んでしまいます。 最後の雪が解けた朝に雪むすめは夫婦に言います、「私は寒いところに行かねばなりません」。 行かないでくれと夫婦は止めますが、雪むすめは旅立ってしまいます。 春が過ぎ、夏になっても雪むすめのことばかりを考えていた二人。 やがてまた冬になり初雪が降ると、窓の外に雪むすめが現れます。 「私は雪むすめ。冷たい風に吹かれてここへ戻って来たの」。 アメリカの対象年齢は5歳から8歳。 ロシア民話の再話。 ロシアにて、雪で作られた雪むすめといえばサンタクロースの孫娘スネグーラチカ。 この絵本は冬になる度に雪むすめが戻ってくるハッピーエンド。

日本でよく知られているのは、焚き火を跳んで消えてしまう雪むすめのお話。 雪むすめという不思議な存在を受け入れたはずの人々が想像力も配慮もなく、雪むすめを溶かしてしまうお話を、常々理不尽だと思っているのですが、跳ぶことを決めたのは雪むすめ本人。 美しくも儚く悲しい雪むすめ。 東京では桜がほころび始めたようで、そろそろ春。 雪むすめも消える季節。

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2015-03-25(Wed) 00:00| - 雪むすめ| トラックバック(-)| コメント(-)

ぼくだけの

Just Me (Picture Puffins)
Just Me (Picture Puffins)
(1978/12/14)
Marie Hall Ets
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あるあさ、ぼくは…/Just Me
イラストレーター:マリー・ホール・エッツ/Marie Hall Ets
メイン画材:チャコール

1966年 コールデコット オナー賞 受賞作品

1895年、ヴィスコンシン州のミルウォーキーに生まれたMarie Hall Etsは、New York School of Fine and Applied Art(現在はParsons The New School for Design/パーソンズ美術大学)にてインテリアデコレーションを専攻し卒業。1935年に初めての絵本「ペニーさん」を出版。1956年に絵本「わたしとあそんで」が国際アンデルセン賞、オナーリストに選ばれ、1960年には「クリスマスまであと九日」でコールデコット賞受賞。1984年没。

小鳥が納屋の前の杭の上に留まっている。新しい朝を楽しんで歌を歌っている。小鳥は猫のビディがこそりと近づいているのを知らない。「お逃げ!小さな鳥!」そう言いながら僕が手を叩くと、ビディは怒ってしまったけれども、すぐに他の獲物を見つけるべく草むらを歩いて行く。僕がビディの歩き方の真似をしながら歩いて行くと、柵の向こうで鶏のコッキーがミミズを探していた。「ねえ、コッキー、僕は鳥のようには飛べないけれど、猫のようには歩けるよ。次は鶏のように歩いてみせるから、僕に君の歩き方のお手本を見せて。」・・・アメリカの対象年齢は4歳から8歳。1981年に日本で翻訳出版された際の邦題は「あるあさ、ぼくは…」。

男の子は次々と飼っているであろう動物たちの真似をします。パターンを繰り返すことで、次に何が起こるかの想像がしやすく、一緒に運動も出来る絵本。標題紙のイラストが酒井駒子氏の「くまとやまねこ」を思い起こさせます。

動物の真似をしながら歩き進み、最後に辿り着いた池で、今まさにボートで出かけようとする父親を発見した男の子。父親を呼びながら駆け寄って行きますが、声は届きません。男の子は男の子の走り方で必死に走ります。前に進むためにはいろいろな方法があるけれど、確実にたどり着くためには自分らしい自分の方法が一番速くて容易いようです。みんなと同じようにするということも必要ですけれど、みんなと違うということも大切なわけで。

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2014-09-24(Wed) 00:00| 人生| トラックバック(-)| コメント(-)

ゴーストアイの木

The Ghost-Eye Tree
The Ghost-Eye Tree
(1988/10/01)
Bill, Jr. Martin、John Archambault 他
商品詳細を見る

幽霊の目の木/The Ghost-Eye Tree
イラストレーター:Ted Rand/テッド・ランド
メイン画材:水彩

1916年、ワシントンに生まれたTed Randは、89歳でその生涯を閉じるまでに78冊もの絵本を出版。 高校卒業後に自分で描いた絵を持ってデパートへ売り込みに行った彼は、グラフィックアーティストとして仕事を得る。その後、ワシントン大学での教職を経て、フリーのイラストレーターとなる。多作で有名なTed Randだが、彼が絵本制作を始めたのは60歳を過ぎてから。水彩は独学。オリジナルの水彩画は24インチx14インチでUS2000ドルからUS2500ドルほど。ピューリッツァー賞を受賞したDavid Horseyは、ワシントン大学教職時代の教え子。

暗くて風が強い秋の夜、ママは、姉さんと僕に町外れまで行ってミルクを手に入れてくるようにとお使いを言いつけた。行くのは怖いよ・・・行く途中にある木が怖いよ・・・どうしてママはこんな暗い夜にお使いを言いつけるんだろう。「行くわよ!怖がりやさん!」と姉さん。「僕は帽子をかぶっているところだよ」「バカバカしい帽子、大きすぎるし愚かに見えるわ」。町外れまでの道の途中には、あの木がある、それは幽霊の目の木。みんなが怖がるゴーストアイの木。「怖いことなんて何も無いよ、ただのオークの木だもの」・・・アメリカの対象年齢は4歳以上。

作家は、以前紹介した「The Little Squeegy Bug」、「Caddie the Golf Dog」や、エリック・カールで有名な「くまさんくまさんなにみてるの?」を書いたBill Martin, Jr.。

無事にミルクを手に入れた姉弟だけれど、帰る途中のゴーストアイの木が怖くて走り出してしまう。走った拍子に帽子を飛ばしてしまった弟は、取りに戻るのは怖いからもう帽子はいらないと言い張る。意を決した姉がゴーストアイの木まで戻り帽子を取り戻して言う、「ほら、アンタのバカみたいな帽子」。その日から弟は、夜のお使いを頼まれないように、ミルクがなくなりそうな時はママに見つからないように、こっそりと隠れているのだとか。

テッド・ランドの絵本で夜を舞台にしたものは、月や暖炉の炎などが目に眩しい。形を捉え、大きな筆で描く彼の水彩画は、才能や経験や迷いの無さが交じり合って不安が無く大らか。怖いけど。



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2014-08-23(Sat) 09:32| - 兄弟/姉妹| トラックバック(-)| コメント(-)


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