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ゴーストアイの木

The Ghost-Eye Tree
The Ghost-Eye Tree
(1988/10/01)
Bill, Jr. Martin、John Archambault 他
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幽霊の目の木/The Ghost-Eye Tree
イラストレーター:Ted Rand/テッド・ランド
メイン画材:水彩

1916年、ワシントンに生まれたTed Randは、89歳でその生涯を閉じるまでに78冊もの絵本を出版。 高校卒業後に自分で描いた絵を持ってデパートへ売り込みに行った彼は、グラフィックアーティストとして仕事を得る。その後、ワシントン大学での教職を経て、フリーのイラストレーターとなる。多作で有名なTed Randだが、彼が絵本制作を始めたのは60歳を過ぎてから。水彩は独学。オリジナルの水彩画は24インチx14インチでUS2000ドルからUS2500ドルほど。ピューリッツァー賞を受賞したDavid Horseyは、ワシントン大学教職時代の教え子。

暗くて風が強い秋の夜、ママは、姉さんと僕に町外れまで行ってミルクを手に入れてくるようにとお使いを言いつけた。行くのは怖いよ・・・行く途中にある木が怖いよ・・・どうしてママはこんな暗い夜にお使いを言いつけるんだろう。「行くわよ!怖がりやさん!」と姉さん。「僕は帽子をかぶっているところだよ」「バカバカしい帽子、大きすぎるし愚かに見えるわ」。町外れまでの道の途中には、あの木がある、それは幽霊の目の木。みんなが怖がるゴーストアイの木。「怖いことなんて何も無いよ、ただのオークの木だもの」・・・アメリカの対象年齢は4歳以上。

作家は、以前紹介した「The Little Squeegy Bug」、「Caddie the Golf Dog」や、エリック・カールで有名な「くまさんくまさんなにみてるの?」を書いたBill Martin, Jr.。

無事にミルクを手に入れた姉弟だけれど、帰る途中のゴーストアイの木が怖くて走り出してしまう。走った拍子に帽子を飛ばしてしまった弟は、取りに戻るのは怖いからもう帽子はいらないと言い張る。意を決した姉がゴーストアイの木まで戻り帽子を取り戻して言う、「ほら、アンタのバカみたいな帽子」。その日から弟は、夜のお使いを頼まれないように、ミルクがなくなりそうな時はママに見つからないように、こっそりと隠れているのだとか。

テッド・ランドの絵本で夜を舞台にしたものは、月や暖炉の炎などが目に眩しい。形を捉え、大きな筆で描く彼の水彩画は、才能や経験や迷いの無さが交じり合って不安が無く大らか。怖いけど。

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2014-08-23(Sat) 09:32| - 兄弟/姉妹| トラックバック(-)| コメント(-)

ビルおじいちゃんの歌

Grandad Bill's Song
Grandad Bill's Song
(1998/02/02)
Jane Yolen

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ビルおじいちゃんの歌/Grandad Bill's Song
イラストレーター:Melissa Bay Mathis
メイン画材:パステル

ロード アイランド スクール オブ デザイン&アート/Rhode Island School of Design and the Artで学んだMelissa Bay Mathisは、現在California College of Arts and Craftsで絵本のクラスを持つ教授。この絵本は科学者であり、ドクターであった彼女の祖父に捧げられています。

「おばあちゃん、おじいちゃんが死んだ日は何をしていたの?」と僕が訊ねるとおばあちゃんは言った、「ベランダの揺り椅子に座って泣いたわ。海を見ながら、若くてハンサムな水夫の事を想ってね」。「ビルおじいちゃんが若い?若い!?」と僕はびっくり。「おじいちゃんは年を取っていたけれど、私にとってはいつもハンサムな水夫さんだったのよ」とおばあちゃん。「ねえスティーブおじさん、おじいちゃんが死んだ日は何をしていたの?」と僕。「ドアを開けて外を歩いたんだ。楡の木の下に立っておじいちゃんが強かったことを思い出していたんだ」とおじさん。「ビルおじいちゃんが強い?とっても強い!?」、「そうさ・・・」アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。ビルおじいちゃんの孫が、ビルおじいちゃんが亡くなった日の事を家族みんなに訊ねながら、自分にとってのおじいちゃんの人物像や、うまく言い表せない自分の気持ちを探します。

立場や見方が違えば、ひとりの人への評価や印象も全く違うものになります。家族から見た君、同僚から見た君、クラスメイトから見た君、あちらの友達から見た君、こちらの友達から見た君。外側から見られたとは言えど全てが君。装っている君、誤解されてる君、本物の君。がんばってもがんばらなくても君は君。この世にたったひとり。世界に一個しかないんだから、なるべく幸せにお過ごしなさい。

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2011-11-08(Tue) 16:03| - 死:家族/友達| トラックバック(-)| コメント(-)

クレイジーケーキのように愛してる

I Love You Like Crazy Cakes 
I Love You Like Crazy Cakes
(2000/09)
Rose A. Lewis
商品詳細を見る

クレイジーケーキのように愛してる/I Love You Like Crazy Cakes
イラストレーター:Jane Dyer/ジェーン ダイヤー
メイン画材:透明水彩

「金色のあずまやの少女/The Girl in the Golden Bower」や「ソフィーの傑作/Sophie's Masterpiece」、「おやすみ おやすみ ねむねむちゃん/Goodnight Goodnight Sleepyhead」、「妖精の子、地上の子/Child of Faerie, Child of Earth」 等の美しい絵本で紹介したJane Dyerは、マサチューセッツ在住。物心がついた時から先生になりたかったJane Dyerは、大人になって夢を叶え幼稚園と小学校の先生になる。初めての出版は結婚後。2人の子供のママでもあるイラストレーター。

昔々中国で、女の子の赤ちゃんが大きな部屋で他のたくさんの赤ちゃん達と一緒に過ごしていました。赤ちゃん達は2人づつベビーベッドを使い、乳母達が面倒を見ていますが、みんな同じようにお母さんがいません。ところ変わり、海を越えた遠い所にたくさんのお友達を持つ女性がいましたが、子供がいません、その女性は私。だから私は赤ちゃんを養子にもらえないかとお願いのお手紙を中国に書きました。何ヶ月か過ぎて可愛い赤ちゃんの写真を受け取りました、それがあなた。数週間後、おもちゃや絵本やおむつを持って中国に飛んだ私に、あなたの乳母があなたを連れてきてくれました。私は私の人生のこの瞬間を長い事待っていました…アメリカの対象年齢は4歳以上、日本の対象年齢は乳幼児以上。

この絵本「I Love You Like Crazy Cakes」は作家のRose Lewisの実話。1996年に7ヶ月半でアメリカに来た赤ちゃんはMae-Ming。当時Rose Lewisはアメリカ ボストンのテレビ局のプロデューサーで38歳でした。この絵本を読んだ読者が、「その後、赤ちゃんはどうしているかしら?」と知りたがったので、Rose LewisとMae-Mingが過ごした初めの5年間のお話を、同じくジェーンダイヤーのイラストによる絵本「Every Year on Your Birthday」がフォローアップで出版されました。

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2009-05-19(Tue) 03:01| - 養子/里子/孤児| トラックバック(-)| コメント(-)

ママに枕を

A Pillow for My Mom
A Pillow for My Mom
(1998/04)
Charissa Sgouros
商品詳細を見る

ママに枕を/A Pillow for My Mom
イラストレーター:Christine Ross/クリスティン/クリスティーン ロス
メイン画材:色鉛筆

1950年生まれでニュージーランド、ワイララパ地方在住のChristine Rossは、 Wellington Design Schoolにてグラフィックデザインを勉強する。 1993年ラッセル クラーク賞や第2回ユネスコ 野間国際絵本原画コンクール佳作などに入賞しているイラストレーター。

ママはこの夏、病気になった。ママは以前のように笑うことは無くなったの。私はママが恋しい。以前のママは本を読んでくれたり、ゲームを一緒にしてくれたけど、ママは今入院している。私を見るとママは微笑む、でもママはいつも快適ではないと言うの。だから私はママのために特別な枕を作った。この枕はママをもっと快適にすることが出来ると思うんだ。ママは、この枕に頭をのせては私のことを考えて微笑む。でも今、その枕は私が持っている…アメリカの対象年齢は4歳以上。各ページに一行だけの文章がつづられているシンプルな絵本。女の子が亡くなったママを静かに思い出します。

アメリカが起源と言われている母の日ですが、もともとは白いカーネーションから始まったそう。最近の日本では白や赤のカーネーションを使い分ける事は無くなりつつあると言いますが、この時期、白いカーネーションを持った子供にかける言葉が探せない私は、世のママさんたちが健康でいる事を願うばかり。

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2009-04-28(Tue) 02:57| - 死:家族/友達| トラックバック(-)| コメント(-)

砂の姉妹

Sand Sister
Sand Sister
(2004/03)
Amanda White
商品詳細を見る

砂の姉妹/Sand Sister
イラストレーター:Yuyi Morales/ユーイ モラレス
メイン画材:アクリル

以前「ちょっとまって/Just a minute」で紹介したYuyi Moralesは、1968年メキシコ生まれで、25歳までメキシコで育つ。1995年にアメリカへ移住し、現在はカリフォルニアのベイエリアに在住。この絵本は彼女にとって3冊目の絵本。

暑い夏の日、パロマのパパとママが言った、「今日は特別なビーチに行くよ」。着いたビーチは本当に美しい海!でも何かが足りないの。ビーチでは皆んな兄弟や姉妹達と遊んでいるのに、パロマはひとりぼっち。そこで、彼女は海から流れてきた木の枝で、自分の絵を描き始めた。パロマにそっくりな女の子の絵だけど、髪型だけはカーリーヘアーだ。「あーあ、姉妹がいたらいいのに…」とパロマがつぶやいたとたんに、「本当にほしいのかい?」と大きな岩が言った…日本の対象年齢は4歳以上。

LAの海で意外と多いのに、ニュースにならないのが、深く掘った砂に埋まってしまう事故。一度砂が崩れると、助けようと砂をかいても、かいた傍から砂がどんどん下に落ちて行ってしまいます。まずは埋まった人の顔を探し当て、鼻から口の周りに手のひらを当てて空気ポケットをつくります。こうすると呼吸が確保出来るので、ただ焦って砂をかくよりも効果的ですが、ぐったりしていたら救急車。クラゲにも気をつけてね。

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2008-08-09(Sat) 01:05| - 兄弟/姉妹| トラックバック(-)| コメント(-)


    絵本のたまご

    ikuko

    Author:ikuko
    アメリカ在住

    Color My Art by Ikuko

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