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ホレおばさん/マザーホリー

Mother Holly
Mother Holly: A Grimm Tale
(2001/09)
John Warren Stewig Wilhelm Grimm
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ホレおばあさん/マザーホリー/Mother Holly
イラストレーター:Johanna Westerman/ジョアンナ ウェスターマン
メイン画材:水彩

Orange Coast Collegeでアートを専攻し、Scripps Collegeでスタジオアートを学んだJohanna Westermanは、アメリカのカリフォルニア州在住。Rhode Island School of Design在学中の22歳で初めての絵本契約をする。この絵本のイラスト制作には、4年もの年月がかかったのだそう。

グリム童話:昔々の遠いところ、ある女性が二人の娘と暮らしておりました。娘の一人は継子で勤勉な可愛いローズ、いつも洗い物や縫い物と忙しくしています。もう一人は自分の娘の意地悪で怠け者なブランシェ、いつも忙しく文句やぐちを言っています。それなのに母親は、自分の娘ブランシェのほうが可愛く、ローズが大嫌い。さて、毎日井戸の前に座って、指から血が出るまで糸を紡ぐのがローズの仕事です。ある日、紡錘に血をつけてしまったので、井戸で洗おうとしたところ、紡錘を井戸へと落としてしまいました。すぐさま継母に報告をしたローズは、「井戸から取ってきなさい」と言われ、そのまま井戸へと飛び込みます。ところが、その井戸は普通の井戸ではなく、ローズが溺れることはありませんでした…アメリカ、日本共に対象年齢は歳以上。その後ローズは、パンを焼いてほしい釜や実を振り落としてほしいリンゴの木、ミルクを絞ってほしい牛に出会いながら、マザーホリーの家へとたどり着きます。

グリムの原作とは違い、この再話では、マザーホリー/ホレおばさんの外見を醜く表現していますが、これは人間を外見だけで判断してはいけないと言う事がメッセージ。その他、原作にお父さんは出てきませんが、この絵本にはお父さんが登場。ブランシェは、お仕置きで取ることの出来ないコールタールをかけられるのが原作ですが、ここでは取ることが出来るであろう棘がブランシェに降りかかります。結末をハッピーエンドに変えて、「勤勉」と言うテーマの絵本に仕上げたのだそう。

第19回ブラティスラヴァ国際絵本原画展グランプリを受賞した出久根育さんが絵を描いたロシア民話で、ババヤガーが出てくる「マーシャと白い鳥 (世界のお話傑作選)」にも、薪をくべてほしいペチカや実を振り落としてほしいリンゴの木、ミルクの川が出てきます。国は違っても、古典のお話には何かしら共通点があるのでしょうね。

ホレのおばさん by Wikipedia

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2009-08-26(Wed) 03:49| グリム/ペロー童話| トラックバック(-)| コメント(-)

あいててて!

Ouch!: A Tale from Grimm
Ouch!: A Tale from Grimm
(1998/10)
Natalie Babbitt Jacob Grimm
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グリム童話 あいててて! /Ouch!: A Tale from Grimm
イラストレーター:Fred Marcellino/フレッド マルチェリーノ (1939-2001)
メイン画材:水彩

以前「ブーツをはいたネコ/Puss in the Boots」、「ワーニー、パリへ行く/I, Crocodile」、「すずの兵隊さん/The Steadfast Tin Soldier」で紹介したFred Marcellinoは、1939年ニューヨーク生まれ。Cooper UnionやYaleで勉強し1964年に卒業。その後、インテリアデザインや工業デザイナーとして活躍するが、1970年代に入ってからは、グラフィックやイラストレーションにキャリアを移行。ブックデザインで大成功を収めていたが、1980年代には絵本のイラストレーションを始める。2001年に亡くなる目前まで、絵本を描き続けていたが、完成せず。

あるところに王冠のあざを持って生まれた男の子がいました。それを見た預言者は言います、「大きくなったら、この子はお姫さまと結婚するでしょう。」 この噂を聞いた王様は面白くありません。お姫さまを普通の人と結婚させるなんてとんでもない!そこで王様は変装して男の子の両親に言います、「お姫さまとの結婚に備えて、私がきちんと育ててあげましょう。」お金と引き換えに男の子を手に入れた王様は、男の子を箱に入れて川へ流してしまいます。ところがその箱は沈まずに…アメリカの対象年齢は4歳以上。 この絵本はフレッド・マルチェリーノが長年好きだったイタリア、ルネッサンス時代に設定しています。

グリム童話の「The Devil and His Three Golden Hairs」と言うお話。日本語訳では「あくまの三本の金のかみの毛」や「黄金の毛が三ぼんはえてる鬼」などと訳されているようです。

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2008-07-10(Thu) 23:57| グリム/ペロー童話| トラックバック(-)| コメント(-)

ガチョウ番のお姫さま

The Goose Girl: A Story from the Brothers Grimm 
The Goose Girl: A Story from the Brothers Grimm
(1995/03)
Eric A. Kimmel Jacob Grimm
商品詳細を見る

ガチョウ番のお姫さま/The Goose Girl: A Story from the Brothers Grimm
イラストレーター:Rob Sauber/ロブ ザウバー
メイン画材:G:油彩

ロスアンゼルス生まれのRob Sauberは、パサデナのアートセンターでBFA/学士号を修める。現在はニューヨークに在住。

グリム童話:あるところに女王様とお姫さまがいました。お姫さまは年頃になったので結婚が決まります。でも、人間の嫌なところを一切見ずに育ったお姫さまを心配した女王様は、信用のおける召使いのマーガレットと、話す事が出来る馬をお姫さまに付き添わせる事にしました。それなのに、何故だか胸騒ぎのする女王様は、お姫さまの旅立ちの朝、指を針で傷つけてしまい、血を3滴ハンカチに落としてしまいます。そこで、「この血はお前を守りますからね。」と言い、そのハンカチをお姫さまに持たせ、結婚先へ送り出します。旅の途中に日が暮れ、疲れてめまいがするお姫さまは、マーガレットに言います、「マーガレットさん、水を一杯汲んできていただけませんか?」するとマーガレットは、「自分でしなさいよ!」…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。

女王様のハンカチは、それほどお姫さまの役には立ちませんでした。子供と言うものは、あまり大事に、純粋に育ててもいけないものなのでしょうね。年頃になったら心配が大爆発です。

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2007-05-18(Fri) 00:11| グリム/ペロー童話| トラックバック(-)| コメント(-)

金の糸

Rumpelstiltskin
Rumpelstiltskin
(1996/09/01)
Brothers Grimm
商品詳細を見る

金の糸/Rumpelstiltskin
イラストレーター:Paul O. Zelinsky/ポール・O・ゼリンスキー
メイン画材:油彩

1987年 コールデコット オナー賞受賞作

以前「ラプンツェル/Rapunzel」で紹介したPaul O. Zelinskyは、小さいときからピカソが好きでYale College出身のコールデコット メダル受賞イラストレーター。日本に住んだ事もある彼のルネッサンス スタイルのイラストは綿密なリサーチのたまもの。

グリム童話:「家の娘は藁を金に績ぐ事が出来ます。」と嘘をついた父親のせいで、お城で藁を績ぐことになった娘は大弱り。そこに小さな男がやってきて言った。「お前のネックレスをくれたら藁を金にしてあげる。」 次の日、それを見た王様は大変に感心、もっとたくさんの藁を用意します…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。

不思議な主人公の名前が「ルンペルシュティルツヒェン」。このお話は幼かった私の頭を大変悩ませた。実家には色んな不思議な工具を置いてある小屋があり、藁が山ほど積んであった。このお話を知った私はそこに行き、たくさんある工具の中からクルクル回る糸績ぎ車のようなものを探し出しては、藁を金にする方法を散々考えつつ、藁をかじってみたりしたが金にはならずに乾燥した陽の光みたいな味がしただけでした。

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2006-07-17(Mon) 10:19| グリム/ペロー童話| トラックバック(-)| コメント(-)

淑女とライオン

The Lady & the Lion: A Brothers Grimm Tale
The Lady & the Lion: A Brothers Grimm Tale
(2003/10)
Laurel Long Jacqueline K. Ogburn
商品詳細を見る

淑女とライオン/The Lady & the Lion
イラストレーター:Laurel Long/ローレル ロング
メイン画材:油彩、水彩紙

CSUN(カリフォルニア州立大学ノースリッジ校)イラストレーション科の教授Laurel Long。物静かで落ち着いたきれいな人。この絵本のイラストは、「Communication Arts 2003 Illustration Annual」にも掲載された美しい絵本。

グリム童話の再話:明るいうちはライオンの姿で、夜だけ人間に戻ることが出来る呪いのかけられた王子様とそれを助ける少女のお話。アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。「The Singing, Soaring Lark」や「The Lilting, Leaping Lark」と題されるのがこのお話のオリジナル英題。「鳴いてはねるひばり」が邦題なので、その題名の方を知っている人も多いはず。この「淑女とライオン」は「鳴いてはねるひばり」と同じお話です。「美女と野獣」もしくは「太陽の東、月の西」によく似たお話で、この絵本には韓国語とギリシャ語のバージョンがあります。

原画は油絵とは思えないほどスムースで細やか。そのサイズはいつも現物絵本の110%の大きさで制作。この絵本は、1年半の制作期間に25000ドルで契約。印税は1年で約3000ドル。海外印税が1年で約2000ドル。ペーパーバック印税が1年で約2000ドル。画材は油彩で5フルページ、10シングルページ、30の小さなスポットイラストレーションとカバーとバックカバーがその契約に含まれています。もちろん、ファイナルイラストを描き始める前にはダミーを2ヶ月で仕上げます。このダミーとは完成画とほぼ同じクオリティで、ただ鉛筆画という代物。 原画はLong先生個人の個展の為に本人が所有。 万が一、売る時は1枚約3000ドルくらい。 原画の売買は出版社とは関係がありません。

彼女の初めての絵本「The Mightiest Heart」 は、制作料が15000ドルだったそうです。 その絵本の売れ行きが上々だったので、だんだんと契約制作料が上がっていったとの事。

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2006-06-28(Wed) 12:11| グリム/ペロー童話| トラックバック(-)| コメント(-)


    絵本のたまご

    ikuko

    Author:ikuko
    アメリカ在住

    Color My Art by Ikuko

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