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七福神

The Seven Gods of Luck
The Seven Gods of Luck
(1997/09)
David Kudler
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七福神/The Seven Gods of Luck
イラストレーター:Linda Finch/リンダ フィンチ
メイン画材:透明水彩

母親が日系のLinda Finchは大阪生まれ。スタイライズされたスタイル、計算された空間、最小の表情変化で子供の表情を表す事が出来るイラストレーターであるとは「School Library Journal」の弁。

貧しくておせち料理が準備できないと母に告げられたけんじとさちこ。それでは自分たちで作った簪や箸を売ってお金にしましょう。町に行く途中、七福神の巨像の前を通り、「売れますように。」とお願いをしつつ彼らに積もっている雪をはらう…が売れません。仕方が無いので、同じく売れなかった笠売りと品物を交換して帰途に着きます。途中、七福神像を見るとまた雪が積もっています、「こんなに雪が積もっていたから僕たちを助けられなかったんだ。」とまた雪を払い、笠をかぶせます…が笠は6つ、1つ足りない…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。笠地蔵の七福神版といったお話。

作者がアメリカアマゾンに挨拶を載せていてとてもフレンドリー。でも絵本の本文では、「あけましておめでとう」と挨拶するべきところを「お正月」と言っていたり、「おかあさん」もしくは「ママ」と言うべきところを「ママさん」と言っていて少し違和感。イラストでは、下駄の鼻緒がおかしな方向から出ているのや左前着物は、ほとんどの外国人イラストレーターがすることなので珍しくないにしろ、貧しくておせち料理が揃えられないのに、住んでいるのはお屋敷のように広く何部屋もあったり、雪が積もる冬なのに、障子を開けて寝ているのは文章と合っていないような気がする…道端にある七福神像が渋谷のモアイ像ほどのサイズなのも気にかかるが、これは地方によって石像のサイズが違うかもしれないので何ともいえない。

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2006-12-31(Sun) 17:28| - 大晦日/新年| トラックバック(-)| コメント(-)

ちっちゃいタンボ

Little Tumbo
Little Tumbo
(2003/08)
Steven Salerno
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ちっちゃいタンボ/Little Tumbo
イラストレーター:Steven Salerno/スティーブン セレーノ
メイン画材:水彩、ガッシュ

バーモント州で育ち、現在はニューヨーク在住のSteven Salernoは、ニューヨークパーソンズデザイン学校卒業。イラストレーターとして始めたばかりの70年代は、暗くてリアリスティックなイラストだったが、だんだんと現在のグラフィックで軽快なスタイルに変わっていった。常時1000枚ものイラストのストックがある彼は、コマーシャルイラストレーターの鏡です。

タンボは象としては小さいの。いつかおとうさんやおかあさんみたいに大きくなるんだ。でもタンボが鳴き方を練習すると「きゅ」としか音がでないのでみんなが笑う。「僕はきっとパオーンとは鳴けないんだ!」、「もうすぐ出来るようになるよ。」と、おとうさん。ある午後、みんなはお昼寝をしていたが、タンボは眠くないので一人でお散歩。そしたら赤い果物が木から吊るされていたので、タンボが近寄っていくと…アメリカの対象年齢は乳幼児以上。誘拐されたタンボの運命はいかに!

このぞうさんは大変シンプル、なのに可愛い。でも、いくら単純なイラストでも、構図にどのくらい時間がかかっているか解らないのがイラストレーション。時間をかければいいってもんじゃないのもイラストレーション。どうしても時間がかかってしまうのもイラストレーション。

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2006-12-30(Sat) 13:57| - 迷子/家出/放浪/野良| トラックバック(-)| コメント(-)

アリソン

Allison
Allison
(2004/12/08)
Allen Say
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アリソン/Allison
イラストレーター:Allen Say/アレン セイ
メイン画材:透明水彩

以前「おじいさんの旅/Grandfather's Journey」や「紙しばい屋さん/Kamishibai Man」で紹介した、1937年横浜生まれのAllen Sayは、中国で育った韓国系の父と日系アメリカ人の母を持つ。16歳の時に英語が良く出来ないままアメリカに移住。1972年から本の出版にかかわっている彼だが、80年代の半ばで一度やめている。1988年、渋々引き受けた絵本のイラストで、コールデコット オナー賞を受賞、それを機会に絵本作家として打ち込むことに決めたAllen Sayはその時約50歳。

アリソンのお家にはお母さんとお父さんとメイメイがいる。アリソンは日本人形のメイメイを自分の妹だと思っている。ある日おじいちゃんがアリソンにプレゼントを送ってきた。「メイメイと同じドレスだ!」、「可愛い着物ね。」とおかあさん。「キモノ?メイメイのドレスもキモノと言うの?」、「そうだよ、でもメイメイのドレスは古くて、遠い国から来たんだよ。」とはお父さん。着物を着てメイメイと一緒に鏡を見るアリソンを、肩越しにみるアメリカ人のお父さんとお母さん…みんなの顔を見比べた後、アリソンの顔から笑顔が消えた…アメリカの対象年齢は4歳以上。Parents' Choice 銀賞、Parenting Reading Magic Award、National Parenting Publictions Book Award等を受賞絵本。養子縁組が珍しくないアメリカでは納得の受賞です。

小さい時から「あなたは私の養子」と言うことを隠さない事が多いアメリカの家庭ならではの絵本。大きくなってから養子だと言うことを知った子供が、その親子関係に疑問を持つ苦悩を垣間見る機会は多いが、幼い時に養子という事を知った子供の苦悩も、もちろんこの世にはあるのだなと知らされる絵本。自分の気持ちを表現する語彙を持たない子供には人生が逆さになったような気分に違いない。養子をもらうご両親はそのこともふまえて、しっかりと親子関係を築いていってほしい。

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2006-12-29(Fri) 17:05| - 養子/里子/孤児| トラックバック(-)| コメント(-)

わたし、かご:籠のお話

I, Doko: The Tale of a Basket
I, Doko: The Tale of a Basket
(2004/11)
Ed Young
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わたし、かご:籠のお話/I, Doko: The Tale of a Basket
イラストレーター:Ed Young/エド ヤング
メイン画材:ガッシュ、パステル、コラージュ

1940年代の上海で育ったEd Youngは病弱だったため、自分より年下の子供達とクラスで席を並べる。1957年ロスアンゼルスのアートセンターを卒業。1990年にはコールデコットメダルを受賞している。アジアを舞台にした彼の数々の絵本はアメリカでも大成功を収めている。

僕の名前は「ドコ」、「籠」と言う意味なんだ。僕の持ち主の爺爺はたくさんあった籠の中から僕を選んだんだ。僕は赤ん坊を入れられたり、重いものを運ぶのに使われていた。赤ん坊はどんどん大きくなっていって、今度は大きくなった彼が僕を運んでみんなを助けていた。でもある日照りの年、僕は大きくなった男の子のお母さんを運んでお墓までいった。その後は男の子と、僕と僕のご主人の爺爺だけになったんだ。男の子は大きくなってお嫁さんをもらう。籠の僕はお嫁さんの持参金を入れられて、とても誇らしかった。すぐにお嫁さんには赤ちゃんが出来た、名前はワンガル。僕は赤ちゃんのワンガルを入れて活躍していたんだけど、ある日爺爺が転んで怪我をしたので、その日から爺爺と僕とワンガルはお家にいることになった。毎日楽しかったけどワンガルが10歳になった年、爺爺は年を取りすぎて火事を起こしてしまった。 「爺爺はもう年だからお寺に捨てに行こう。」とひそひそ話のワンガルのお父さんとお母さん…でも爺爺とワンガルもその話を聞いてしまったんだ。ワンガルのお父さんは、次の日早くに爺爺を僕に入れて出かけた。そこにワンガルが追いついてきて言った。「お父さん!爺爺を捨てた後に籠を忘れずに持って帰ってきておくれよ。」、「なんでだ?」とお父さん。「そしたら今度、僕がお父さんを捨てる時に籠を新しく買わなくてもいいからね。」…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。

お父さんは息子のワンガルの言葉で改心したので、3世代に渡って活躍してきた籠は、ご主人の爺爺を捨てる事にはなりませんでした。私の人生には何の関連もないお話なのですが、何だか反省しちゃう。恩しらずな行為に心当たりがあるのかもしれない。

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2006-12-28(Thu) 14:37| 東洋古典:民話/御伽話| トラックバック(-)| コメント(-)

うさぎ、うさぎ、どこいくの?

Little Bunny on the Move
Little Bunny on the Move
(1999/10/15)
Peter McCarty
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うさぎ、うさぎ、どこいくの?/Little Bunny on the Move
イラストレーター:Peter McCarty/ピーター マッカーティ
メイン画材:鉛筆、色鉛筆

以前「ホンドとファビアン/Hondo & Fabian」や「つはつらいのつ/T Is for Terrible」、「夜のドライブ//Night Driving」で紹介した、色鉛筆画で有名な絵本作家のPeter McCarty。1966年コネチカット州生まれの彼は、絵本のお話を考えるためにデンバーまでドライブをして、オレゴンに関してのテレビ番組を見ている時に、このお話を考えついたのだと言う。ニューヨークタイムスのBest Illustrated Book of the Yearを受賞したこの絵本で、イラストレーターだった彼は絵本作家としても活躍し始める。

ひとりぼっちのちいさいうさぎが、てくてくてくてく歩いて行きます。途中、いろいろな生き物と出会いますが、うさぎは脇目もふらずにてくてくてくてく歩いて行きます、どこに?…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。

なんの事はない、ウサギちゃんが歩くだけのお話なのですが、びっくりするほど綺麗で可愛い絵本。最後はうさぎがわらわらと登場、もっと可愛いです。家族がいてもいなくても、一日の終わりはやっぱり自分のお家に帰りたいですね。

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2006-12-27(Wed) 01:50| - 故郷/スウィートホーム| トラックバック(-)| コメント(-)


    絵本のたまご

    ikuko

    Author:ikuko
    アメリカ在住

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