Search

Book-cover images are provided by Amazon US & Amazon Japan

New entries

Categories

Archives

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



--------(--) --:--| スポンサー広告| トラックバック(-)| コメント(-)

芭蕉とキツネ

Basho and the Fox
Basho and the Fox
(2000/09)
Tim Myers
商品詳細を見る

芭蕉とキツネ/Basho and the Fox
イラストレーター:Oki S. Han/オキ S. ハン
メイン画材:水彩、色鉛筆

以前「コンジとパッジ:韓国のシンデレラ」で紹介した韓国出身のOki S. Hanは、韓国とアメリカの大学で勉強し、ソサエティ オブ イラストレーターズ NYの展覧会にも参加した事のあるイラストレーター。この絵本はニューヨークタイムズのベストセラーになった絵本。現在は家族と一緒に韓国在住。

昔、日本の深川に偉大な俳人松尾芭蕉が住んでおりました。芭蕉の住んでいた小屋からそう遠くは無い川沿いに、桜の木が立っており、夏の終わりにはおいしそうなサクランボが鈴鳴りになります。ある八月の日、芭蕉がサクランボを食べようと桜の木の近くに行くと、キツネがサクランボを食べています。「こらキツネ、あっちにいけ!」と芭蕉は怒鳴り…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。1644年、三重県に生まれた俳人松尾芭蕉を主人公とした創作。

サクランボを独り占めしようとする強欲な芭蕉のお話。深川あたりの桜の木は、桜桃なのでしょうか。「強欲な芭蕉」のお話とは、なかなか日本人には思い浮かばない設定です。登場人物の「左前」に着た着物のイラストは気になりますが、ベストセラー絵本になるだけあって、オチは効いています。

スポンサーサイト


追記を読む

2008-05-31(Sat) 01:16| 俳句/俳人/詩/詩人| トラックバック(-)| コメント(-)

らくがき小坊主:雪舟等楊

The Boy Who Drew Cats
The Boy Who Drew Cats
(2002/03)
Margaret Hodges Lafcadio Hearn
商品詳細を見る

らくがき小坊主/The Boy Who Drew Cats
イラストレーター:Aki Sogabe/曽我部あき
メイン画材:切り絵、水彩、エアブラシ

以前「雨月物語:夢応の鯉魚/Kogi's Mysterious Journey」で紹介したシアトル在住の曽我部あき氏は、静岡県出身。 絵本のイラストレーターとしてだけで無く、ファインアーティストとして壁画等も制作する彼女は、1995年にゴールデン・カイト賞を受賞。1978年に日系のご主人の仕事の関係でアメリカに移住し、切り絵のプロとなったのはアメリカに来てから。

小さな村の貧乏な農家に小さな男の子がいました。彼は頭は良いのですが、力仕事には向いていないので、お寺に預けられる事になりました。小僧になった男の子は勉強熱心ですが、1つだけ悪い癖があります。それは、どこにでも猫の絵を描いてしまう事です。とうとう和尚さんは、「夜は広い場所を避けよ。狭い場所に留まれ」と助言をし、彼を寺から追い出してしまいました。とぼとぼと小僧が辿り着いたのは妖怪の住む寺…アメリカの対象年齢は4歳以上。「猫の絵ばかりをかいた小僧の話」とも呼ばれています。

このお話のもとになったのは江戸時代、狩野永納編纂の「本朝画史」のようですが、今日紹介したのは小泉 八雲/ラフカディオ ハーン(1850年6月27日ー1904年9月26日)の1898年の作品。15世紀後半室町時代に活躍した水墨画家であり、禅僧であった雪舟等楊がモデル。ちなみに雪舟が描いたのは猫ではなく鼠だと言われています。

追記を読む

2008-05-22(Thu) 01:57| 東洋古典:民話/御伽話| トラックバック(-)| コメント(-)

松尾芭蕉の旅:わらじ

Grass Sandals: The Travels of Basho
Grass Sandals: The Travels of Basho
(1997/04/01)
Dawnine Spivak
商品詳細を見る

わらじ:芭蕉のたび/Grass Sandals: The Travels of Basho
イラストレーター:Demi/デミ
メイン画材:インク

以前「火の鳥/The Firebird」で紹介した、1942年ケンブリッジ、マサチューセッツ州生まれのDemiは、メキシコのInstituto Allende in Guanajuatoで壁画やセラミックなどを勉強した後、ロサンゼルスのImmaculate Heart Collegeで教育を受ける。その後、フルブライト奨学金を受けてインドのUniversity of Barodaで勉強。そしてニューヨークのRhode Island School of Designで学び、イラストレーターとなる。現在はニューヨーク在住。祖父はアメリカン ペインターのWilliam Morris Hunt。

中国には木の枝に住んでいる老人達がいました。でも、今は芭蕉の話しをしましょう。彼は日本中を旅して俳句を読んだ俳人です。300年前に深川に草庵を結んだ芭蕉は、門人から芭蕉の木を贈られ、そのぎざぎざの葉が大いに気に入ったので「芭蕉」と名前を変えました。彼は庵に座り、川や山や朝顔を見ながらお茶を楽しんでいましたが、ある春の朝、彼は旅に出ることにしました…アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。「初時雨猿も小蓑を欲しげなり」、「さざれ蟹足這ひのぼる清水哉」、「桜狩り奇特や日々に五里六里」などの句が英語で書かれてあります。創作のため、時代の違う小林一茶もお友達として登場。

フォークテールや伝説、伝記などを多く手がけるDemiですが、この名前は本名ではなくて、幼い頃からのニックネーム。最近マザーテレサの絵本を描いて、ローマ教皇/法王から祝福を受けたそうですが、やっぱり宛名は本名の「Charlotte Demi Hunt」だったのだそう。

追記を読む

2008-05-17(Sat) 01:35| 俳句/俳人/詩/詩人| トラックバック(-)| コメント(-)

葛飾北斎

Hokusai: The Man Who Painted a Mountain
Hokusai: The Man Who Painted a Mountain
(2001/10/09)
Deborah Kogan Ray
商品詳細を見る

葛飾北斎/Hokusai: The Man Who Painted a Mountain
イラストレーター:Deborah Kogan Ray/デボラ コーガン レイ
メイン画材:水彩、色鉛筆

ペンシルバニア アカデミーでぺインティングとプリントメーキングを勉強したDeborah Kogan Rayは、これまでに60冊以上もの絵本のイラストを担当、絵本作家としては8冊もの絵本を出版している。

葛飾北斎(1760-1849)の人生を描いた絵本。葛飾北斎は江戸時代の浮世絵師。「時太郎」として生まれ、後に「鉄蔵」、「春朗」、「宗理」、「戴斗」、「為一」、「画狂老人」、「卍」…等多数の名前を使用。世界的に有名な彼ですが、一般的に有名なのが「富嶽三十六景」。3万点以上もの作品を残し、ゴッホ、ゴーギャン、マネ等の錚々たる画家に影響を与えた、日本で最も優れた絵描きの1人。アメリカ、日本共に対象年齢は4歳以上。

90歳まで元気だった葛飾北斎の健康の秘訣は「慈姑」。しゃりしゃりしていてうまい!

追記を読む

2008-05-13(Tue) 13:59| - 芸術家/音楽家/伝記| トラックバック(-)| コメント(-)

キャッツ-ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命

キャッツ―ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命
キャッツ―ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命
(1988/06)
T.S. エリオット エロール ル・カイン
商品詳細を見る

キャッツ-ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命/Growltiger's Last Stand With the Pekes and the Pollicles and the Song of the Jellicles
イラストレーター:Errol Le Cain/エロール ル・カイン (1941-1989)
メイン画材:G:水彩

以前「サー・オルフェオ/Sir Orfeo」、「白猫/The White Cat」、「シンデレラ―または、小さなガラスのくつ/Cinderella: Or, the Little Glass Slipper」、「アルフィとくらやみ/Alfi & the Dark」、「こまったこまったサンタクロース/Christmas Stockings」などの絵本で紹介したエロール ル・カインは、シンガポール生まれインド育ちのイギリス人で、ケイト グリーナウェイ賞受賞イラストレーター。日本にも住んでいた事があるとされる。「ロジャー・ラビット」を手がけたアカデミー賞受賞アニメーター/ディレクターRichard Williamsのスタジオの動画には、アニメーターとして働いていた20代のエロール ルカインも登場。

1.「ボス猫・グロウルタイガー絶体絶命」:グロウルタイガーはブラボーな猫、船で旅をしている。彼は一番の乱暴者で、あだ名は「テムズ川の暴れん坊」。コートやパンツは破れ、耳が欠けていて、近づきがたい目をしている。グロウルタイガーの耳を齧ったのはシャムネコだ…

2.「ピークとポリクルの大げんか」:いつもいつも喧嘩をしている犬達の詩。ミュージカル「キャッツ」の中には入っていません。ピークとはペキニーズ、ポリクルとはヨークシャータイプの犬かと思われます。

3.「ジェリクルの歌」:歌って踊る、小さくてご機嫌な白と黒の猫たちの詩。

アメリカの対象年齢は9歳以上。1948年ノーベル文学賞を受賞した、アメリカの詩人T.S.エリオットの1939年の作品で、ミュージカル「キャッツ」の原作となった、「キャッツ-ポッサムおじさんの猫とつき合う法/Old Possum's Book of Practical Cats」の中の3篇の詩に、エロール ルカインがイラストをつけた絵本。

エロール ルカインの「キャッツ」絵本シリーズは他に、「大魔術師ミストフェリーズ マンゴとランプルの悪ガキコンビ」があります。

邦題の「キャッツ-ボス猫」は原題には付いていません。世界で最も成功したミュージカルの名前の方が、T.S.エリオットの名前よりも日本人に認識されているからでしょうか。新宿南口の劇団四季のキャッツシアターが思い出されます。

追記を読む

2008-05-08(Thu) 01:57| 西洋古典:民話/童話| トラックバック(-)| コメント(-)


    絵本のたまご

    ikuko

    Author:ikuko
    アメリカ在住

    Color My Art by Ikuko

    リンクへの追加は報告不要です

    Amazon stores

    Sophie's Masterpiece: A Spider's Tale

    Fairy tales

    • 眠れる森の美女
      Sleeping Beauty/眠れる森の美女
    • 白雪姫
      Snow White: A Tale from the Brothers Grimm/白雪姫 グリム童話
    • シンデレラ
      Cinderella/シンデレラ
    • 髪長姫 / ラプンツェル
      Rapunzel (Caldecott Medal Book)/ラプンツェル
    • 長靴をはいた猫
      Puss in Boots (Caldecott Honor Book)ブーツをはいたネコ
    • 白雪姫と七人のこびと
      Snow-White and the Seven Dwarfs (Sunburst Book)/白雪姫と七人のこびと

    How to draw illustrations

    How to make picture books

    • Robert Sabuda
      Peter Pan: A Classic Collectible Pop-up/ピーターパン 飛び出す絵本
    • Rufus Butler Seder
      Gallop! (Scanimation Books)/ギャロップ!! (しかけえほん)
    • Nathaniel P. Jensen
      Desert Night Shift: A Pack Rat Story
    • David Wiesner
      Flotsam (Caldecott Medal Book)

    Links

    RSS

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。